途中の行方

ネタバレを多分に含む映画感想ブログです。

映画『サウンド・オブ・ノイズ』


サウンド・オブ・ノイズ
2010年
オラ・シモンソン
ヨハネス・シェルネ・二ルソン

(Amazon見つかりませんでした、、)

ベングド・二ルソン
サナ・パーション
マグナス・ボイエソン
フレデリック・ミア
アンダース・ベステガード

音楽家の家系に生まれたが音痴で、警察官になったアマデウス(ベングド・二ルソン)と、今の音楽に飽き飽きし、音楽によるテロを行うサナ(サナ・パーション)が出会う話。


映画の好きな友人に誘われて行った。たぶん自分だけだと見落としていた映画だと思うけれど、観てよかったし、映画館でこの映画を観られてよかったと思う。

音楽が楽しげでいい、というか観ていて楽しかった。なにか叩いて音が出て、それを楽しむ、みたいな原始的な音楽体験や喜びが、たぶんみんなにあるのだと思う。
特に、音楽そのものがいちばんきちんと取り上げられているからかもしれないけれど、第一楽章が好きだった。

サナが楽器にすると、アマデウスにとって音を出さないものとなる、という設定を飲み込むのに時間がかかって、最後のオーケストラのシーンでやっといろいろ腑に落ちた。遅い…。
でもなんでそうなってしまうんだろう。楽器らしい扱いをしてもらえなかったから楽器ではなくなるとか? もしそうならサナたちの音楽テロは、この映画を作った人たちにとってどういう意味のものなんだろう?

あと、最後恋愛に繋げる必要はあったのだろうか…。べつにあそこでキスしなくてもいいと思った。

かもめ食堂でも思ったけど、全然意味のわからない言葉は聞いていてきもちいい。