途中の行方

ネタバレを多分に含む映画感想ブログです。

映画『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』

 
2005年
 

エリ・エリ・レマ・サバクタニ 通常版 [DVD]

エリ・エリ・レマ・サバクタニ 通常版 [DVD]

浅野忠信

 

 
レミング病という自殺する病が流行する近未来。孫であるハナ(宮崎あおい)を、音楽によって治療すべくミヤギ(筒井康隆)がミズイ(浅野忠信)の元に連れてくる。
 
 
 
『百万円と苦虫女』の記事でも述べたように、ゆるふわサブカル女子のはしくれなので宮崎あおい蒼井優が好きだ。
そんなわけで、この映画を借りたのは宮崎あおいという女優と、ジャケットにひかれたからなのだけど、いまいちよくわからないまま終わってしまった。
というか、草原の演奏シーンで寝落ちしてしまって、次の日の朝残りの30分弱を観ることになった。
(わたしは映画を観るときは大抵寝支度を整えたあとで、ベッドに寝っ転がってノートパソコンを抱えている)
 
なんとも感想の書きにくい映画だった。感想が書きにくいな、と思ってほかの人の感想を読んだら、ますます自分の言葉が見つけられなくなってしまった。
 
前情報といえばジャケットくらいで、それすらきちんと見ていなかったので、はじめナウシカみたいだな、と思いながら観ていたけど、全然ちがった。
近未来設定のわりに自転車で行ける圏内に謎の掘っ立て小屋があったり、田舎なんだろうなー。近未来っていうとどうしてもぎらぎらしたSFみたいなの想像してしまう。貧困な想像力!
 
音楽シーンの長い映画。ノイズミュージックはよくわからないのかもしれない。
もしくは、ただ音を鳴らし続けるシーンの多さにだれちゃったのかも…。
草原での演奏シーンも映画館で観たり、眠くないコンディションだったらもっとちがったのかなぁとか。
ところで、音楽で人を救うのってあまりにもありきたりじゃないの?
 
あの探偵の人が最後自殺してしまったのもなんでなんだろう…。
 
不完全燃焼な映画だー、と思って、他の人の解釈読んだらまたわからなくなってしまった。もう一度観るべきか、投げるか…。
どちらにしろこの監督の作品とは、Helplessやサッドヴァケイションを観たい映画リストに入れてあるため、また出会う予定だ。
たぶんそれらを観てから観返すのも遅くないと思う。