途中の行方

ネタバレを多分に含む映画感想ブログです。

映画『リリィ・シュシュのすべて』

 

リリィ・シュシュのすべて

2001年
 

リリイ・シュシュのすべて [Blu-ray]

リリイ・シュシュのすべて [Blu-ray]

 
市原隼人


リリィ・シュシュという歌手のファンである蓮見雄一(市原隼人)が、同様にリリィ・シュシュのファンである星野修介(忍成修吾)にいじめられる話。


何年か前、mixiには、ポエム系コミュニティに集ってポエムを書く、センチメンタル女子がたくさんいて、彼女たちがアイコンのように好きな映画として挙げているのが、リリィ・シュシュのすべてだった。わたしは当時それほど映画に興味がなかったことから、リリィ・シュシュを観たり聴いたりしたことはなかったけれど、AKB関連のものを借りにTSUTAYAへ足を運んだ際、一緒に手にとったのがリリィ・シュシュのすべてだった。
あのセンチメンタルポエム女子たちは今もmixiにいるのかな。それともどこかへ場所を移したのかな。

子どもの顔が見分けられなくて、はじめはストーリーがよくわからなかった。津田詩織(蒼井優)が介入しはじめてからは、おもしろかった。

たまたまTSUTAYAにブルーレイしかなかったのでブルーレイで観たんだけど、だからか映像がすごくきれいだった。田園の風景の、緑とか。

Salyuの声がああいう映画にあうとは思わなかった。ドビュッシーアラベスクも、すきなのでうれしい。
小林武史が音楽だからか、たまにミスチルっぽいフレーズを耳が拾った。

実際に公式が用意したサイトを見に行ったらまだ残ってて、あのような文体で文章を書く人が細々とだけれど存在していた。

思春期自意識映画だと思った。
こういうのも好きです。
 
 
(2013年のはじめに観たものですが、観たときのメモが残っていたので例外的に挙げてみます)
(身も蓋もないあらすじしか書けないことを反省しています)